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消化器内視鏡検査

当院の内視鏡検査ポリシー

当院では苦痛のない内視鏡検査を受けていただくように努めています。鎮静剤の静脈 注射によりほとんど苦痛がなく検査を受けていただいています。年間1200件を越える検査を施行しています。日本消化器内視鏡学会 専門医、指導医である古川院長が全集中で、検査を行います。

内視鏡治療について

胃や大腸ポリープなどの切除を行った後に出血や穿孔 などの合併症を生じる可能性があります。当院では緊急の対応が困難であり、責任のある診療を提供するという観点から現在内視鏡治療は施行しておりません。ポリープなどで内視鏡治療が必要な場合はしかるべき施設にご紹介いたします。

内視鏡検査について

ごっくん不要、苦痛の少ない胃内視鏡検査

ハイビジョン画質を実現した極細径の上部消化管汎用スコープ「GIF-1200N」を導入!

胃カメラで一番苦しいのは、胃カメラを飲み込むときのオエッとなるところだと思います。細い経鼻の胃カメラの方がのどを通って食道に入る時の違和感は少ないのですが、舌の奥に触れない経路で挿入しますので、より楽に飲み込むことができますが、以前は、画像の鮮明さで経鼻の胃カメラが劣っていたので、経鼻内視鏡で経口から検査をすることは推奨していませんでした。しかし、当院では、オリンパス社製の最新の胃カメラを導入し、画像の鮮明さに差がなくなったため、経口(口から挿入する)胃カメラと、経鼻(鼻から挿入する)胃カメラを共通で行うことが可能となりました。

 新規導入の胃カメラはGIF-1200Nという機種で、5.4~5.8㎜径です。従来の経口の胃カメラは、9.5~9.8㎜径ですので、新しい胃カメラのほうがほぼ半分の太さになります。また、従来通り、鎮静剤としてジアゼパム(セルシン)、塩酸ぺチジンなどを併用しますので、今まで以上に苦痛がほとんどない検査が可能です。

 

検査方法は3種類から選択可能

〇鎮静剤と併用して口から胃カメラ(一押し)

〇鎮静剤を使用せず口から胃カメラ

〇鎮静剤を使用せず鼻から胃カメラ(準備中)

※横浜市胃がん検診でも、上記の3種類から選択できます。

鎮静剤の使用について

鎮静剤を使用した場合は、安全のため検査後1時間ほどリカバリーチェアでお休み頂きます。遠方より車でお越しの方、検査の後すぐに帰らないといけない方、検査後に会議など重要なお仕事を控えておられる方は、鎮静剤を使用しない方がよいと思います。

早期がんを確実に見つける狭帯域光観察(Narrow Band Imaging = NBI4

「NBI」は、血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長の光を照射することにより、粘膜表層の毛細血管、粘膜微細模様の強調表示を実現します。血管を高いコントラストで観察するために、

(1)血液に強く吸収される

(2)粘膜表層で強く反射・散乱される

という特長を併せ持つ光の利用に着目し、粘膜表層の毛細血管観察用に青色の狭帯域光(390~445nm)、そして深部の太い血管観察と粘膜表層の毛細血管とのコントラストを強調するために緑色の狭帯域光(530~550nm)を使っています。これにより、食道領域の詳細診断や大腸のピットパターン(腺管構造)観察のために広く行われている色素散布の代替法として期待されます。また、検査時間や不必要な生検の減少によって、検査の効率化への貢献が期待されています。

※4 「NBI」及び「Narrow Band Imaging」は、オリンパス株式会社の登録商標です。

期待される適用分野と応用例

下咽頭、食道、大腸、胃などあらゆる分野の検査で研究されており、これまでに多くの論文や学会発表でその応用例が報告されています。

期待される適応分野

期待されている応用例

下咽頭・食道

下咽頭がん、早期食道がん、バレット食道※5の病変範囲の同定と良悪性診断

大腸

微小ポリープの発見、近接・拡大観察と組み合わせたピットパターン(腺管構造)観察による悪性度診断

がん組織型の診断

※5 胃酸が食道に逆流し、食道粘膜が炎症を繰り返す結果、食道粘膜が胃粘膜の円柱上皮に置き換わる疾患。

    

通常光による大腸腺腫の観察像例    NBIによる大腸腺腫の観察像例

 

苦痛の少ない大腸内視鏡検査

無送気軸保持短縮法について

 一般的に行われている挿入法である「ループ法」では、もともと曲がりくねった大腸の走行を把握するために空気(または二酸化炭素)を注入しながら挿入していきます。そのため、お腹があり、内視鏡で腸が押され、痛みを伴うことが多くなります。

 これに対し、「無送気軸保持短縮法」とは、

・挿入時に空気を入れない

・腸を伸ばさずたたみ込んで直線的に挿入する

・大腸を押して伸ばしてしまうことがほとんどないため、苦痛が少なく、安全である。

そのため、この挿入法では強い鎮静剤は必要なく、緊張をとる程度の鎮静剤で十分に検査を行うことができます。

内視鏡検査の予約について

お急ぎでない場合はあらかじめ時間に余裕をもってご予約ください。混雑している時はお待たせすることがあるかもしれません。(緊急の場合はこの限りではありません)。

検査時間を指定しますが、その日の状況により多少時間がずれることがありますのでご了承ください。

検査日

胃内視鏡 月・火・水・金・土
大腸内視鏡 月・火・水・金

検査時間

胃内視鏡 8:15 8:30 10:00 11:00 12:00 
大腸内視鏡 13:00

※胃内視鏡の11:00と12:00の枠は、緊急検査枠のため、予約不可です。

電話予約

050-3196-4683
平日 16:00まで、土曜日 11:00まで

検査前後のご注意

胃内視鏡 -午前の検査

検査の前日の夕食は9時までに済ませ、その後は固形物はいっさいとらないでください。就寝前までは水分(お水、お茶など)は飲んでいただいて結構です。
検査当日は何も食べないでください。歯磨きやうがいは問題ありません。また検査の2時間前まではお水やおさ湯は飲んでも構いません。検査後、喉頭の麻酔がとれるまで、1時間くらいは飲んだり食べたりしないでくださ
い。

大腸内視鏡-午後の検査

検査前日の昼食はいつもと同じようにとってください。夕食はおかゆ、うどん、パン、スープ、豆腐などの軽いもので済ませ、野菜、海草類、きのこ類などの繊維質の多いものやスイカ、ブドウなどの種のあるものは控えてください。午後7時頃、下剤をすべて飲んでください。同時にコップ2杯のお水を飲んでください。夕食後、透き通ったジュース、お茶、ガム、飴などは召し上がってもけっこうですが,牛乳などの乳製品や固形物はとらないでください。 

検査当日の朝はお茶、コーヒーなどの水分は飲んでも結構です。来院後、別の下剤を飲んでいただきますので指定された時間にご来院ください。
検査後、お腹の痛みや張った感じの残ることがありますが、通常はガスが出ると治りますのでご心配ありません。(下剤がうまく飲めない方には前日の検査食を用意しています。)

ご注意

  1. いつも内服している薬があれば事前にご相談ください。
  2.  楽に検査を受けていただくために鎮静剤の投与を行います。
    検査後すこし眠気が残りますので、じゅうぶん休んでお帰りください。
    車を運転しての来院はおやめください。
  3. 高齢の方はできれば付き添いの方とご一緒にお越しください。

ピロリ菌の除菌について

詳細はこちらをご覧ください

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