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よくある質問

■COVID-19感染症

Q.介護施設で、新型コロナウイルス感染が発生しました。保健所からの指導で、陽性の入居者は、自室での療養、職員は、自宅での療養となりました。検査時、症状がなかったため、特に薬の処方はありませんでしたが、今後、微熱や咳、咽頭痛などが出た場合、どのようにすればよいのでしょうか。

A.新型コロナウイルスの治療薬は、まだ処方できるものがないため、対症療法となります。当院で検査をされた方は、以下の処方を行っていますので、体調の変化があった場合は、ご連絡をお願いします。

■発熱・頭痛・全身倦怠感:アセトアミノフェン(カロナール)

■咽頭痛:トラネキサム酸(トランサミン)

■咳:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(メジコン)、麦門冬湯など

■食欲不振:ガスター10

■漢方薬:補中益気湯、葛根湯

■高齢者、ハイリスク者:カモスタット(フォイパン)

■呼吸苦:酸素飽和度が93%以下で重症型となるため、95%以下であれば、早めに当院または保健所に連絡をして下さい。

内服例1:微熱と咳がある場合

カロナール+葛根湯、メジコンまたは麦門冬湯、補中益気湯

内服例2:微熱のみ

カロナール+葛根湯+補中益気湯

内服例3:糖尿病あり、発熱、全身倦怠感がある場合

カロナール+葛根湯+補中益気湯+フォイパン

※カロナールは、タイレノールA(武田CH)やイブプロフェンを含まない、パブロンゴールドA(大正製薬)、エスタックゴールド(エスエス製薬)、新ルルA(第一三共)で代用可能です。

Q.息子が新型コロナに感染し、他の家族が濃厚接触の指定となり、現在、症状もなく検査も陰性ですが、2週間の自宅待機の指示がありました。感染者は、10日程度で、隔離解除になりますが、なぜ、症状のない家族が2週間も自宅待機になるのですか。また、自宅待機中の感染予防対策をあれば教えて下さい。

A.感染者は、発症後約10日で、症状の改善があれば、隔離解除となります。しかし、無症状の濃厚接触者(家族)は、発症日から計算して、14日間が潜伏期間となるためで、海外に行って、渡航先で14日間、隔離される状態と同じになるのです。杉原クリニックでは、その間、感染予防をするため、

1.漢方薬(葛根湯、補中益気湯)

2.サプリ(ビタミンC、ビタミンD)

3.うがい、家でも不織布マスク着用、換気(空気清浄機)

を推奨します。クリニックで処方も可能ですが、すべて、ドラッグストアで入手可能です。効果については、下記を参考にして下さい。

Q.会社で新型コロナウイルスに感染し、自宅で10日間の隔離を終了し、症状はすっかりなくなりました。会社からは出社の前に、陰性証明書が必要と言われました。杉原クリニックでは、検査が受けられますか。

A.PCR検査は、自費診療になりますが、受けられます。しかし、国の指針では、会社復帰に陰性証明書は必要ないとしていますので、あえて、検査は不要です。

現在、保健所の指導では、10日間の隔離で、症状がなくなった方は、臨床的には感染リスクが低いため、隔離解除となります。しかし、この時期では、PCR検査は、まだ、陰性にならないことも多いため、現在は、保健所でも隔離解除のためのPCR検査は行っていないのです。発症後14日でも約20%は、陽性であるとのデータもあり、注意が必要です。そのため、隔離解除後も陽性判定の方は、保健所に確認をお願いします。

 

Q.古川先生は、新型コロナウイルスに感染しないために、何か対策をしていますか?

A.

私は、新型コロナウイルス感染症患者のための発熱外来を昨年8月からやっていますが、自分が感染しないか、かなり神経を使って体調管理を行っています。予防に関しては、食事、運動、睡眠が3本柱になりますが、ここではサプリ・食事に関してお話したいと思います。

具体的には、自宅では、まず、帰宅したら手洗い、イソジンうがい。その後、すぐにお風呂に入ってから、ようやくリビングに入れます。食事は、家族とは時間をずらしたり、対面にならないようにするなど、飛沫感染に注意しています。あと当たり前ですが、料理も直箸は禁止して、専用の箸を使うなど行っています。

 免疫力アップのため、食前に、補中益気湯を内服し、食後は、ビタミンC、ビタミンD(Nature Made Super D)、ビタミンB群(キューピーコーワGOLDαプラス)のサプリを摂取しています。やや風邪っぽい場合は、食前に葛根湯を追加しています。補中益気湯は、新型インフルエンザ感染に予防効果があったようですし、ビタミンDは、新型コロナウイルス感染の重症化予防になります。ビタミンB群は、別名「戦うビタミン」と言われ、免疫細胞を活性化します。ビタミンCもウイルス感染による活性酸素を抑制しながら、好中球を刺激し、ウイルスをやっつけてくれますし、サプリの摂取で、みかん20個分のビタミンCが摂取できるので、ウイルス感染時期のビタミンCサプリは必須です。

 食事に関しては、亜鉛、セレンの摂取のため、黒にんにく、牡蠣をなるべく食べるようにしています。がんの食事療法に共通点がたくさんありますが、基本的には、ウイルス感染対策もがん予防も同じなのです。

Q.古川先生は、新型コロナウイルス予防接種は受けますか?

A.

私は、すぐに予防接種を受けたいと思います。理由は2つ。

1つ目は、それほど重篤な副作用がないし、あっても対応が可能であること。

2つ目は、自分が感染して患者さんにうつしたくないためです。

 ファイザー製のmRNAワクチンは、人類初となるタイプのワクチンで、ウイルス抗原の鋳型となるmRNAが細胞内に取り込まれ、抗原ウイルスたんぱく質を産生し、これにより抗体産生と細胞性免疫の両方を誘導します。しかし、治験の期間が短いため、半年後、1年後にどうなるのか分かっていません。外国の世論調査を見ると、フランス国民の59%、アメリカ国民の40%が「接種したくない」と答えています。副作用を心配している人は多いと思うのですが、理論的にいうと、大きな副作用はないと思います。mRNAワクチンというのは基本的にはmRNAだけで、おたふくかぜワクチンのように生ウイルスを投与するわけではないからです。ファイザーとモデルナは3万~4万人の規模で治験をして、3か月以上フォローしているため、インフルエンザワクチンの副作用の大部分が3か月以内であることを考えると、ワクチンとしてはむしろ安全じゃないかなと思います。アメリカ食品医薬品局(FDA)が公表している資料によると、約4万4000人を対象にした臨床試験の結果、2回目の接種から7日後以降での新型コロナウイルスの予防効果は、95%に上ることが報告されています。副作用は、注射部位の痛み(84.1%)、倦怠感(62.9%)、頭痛(55.1%)の順に多く、筋肉痛、悪寒、関節痛、発熱などで、どちらかというと年齢が高い方の方が副作用は少ない傾向にあったようです。もし、このような副作用があってもカロナール(アセトアミノフェン)の内服でOKなのです。

当初、RNAを使ったワクチンはヒトのDNAを変異させるという誤った解釈がSNSを中心に流れていたようですが、DNAワクチンはヒトの遺伝子に組み込まれる可能性がありますが、RNAワクチンは、ヒトの遺伝子に取り込まれないので、安全性は高いのです。

 日本政府は2021年6月までに、ファイザーから1億2000万回分(6000万人分)の供給を受けることで合意をしていますが、米政府がファイザーから購入を約束しているのは1億回分(5000万人分)で、日本の方が多いのです。これは、ファイザーのワクチンは壊れやすいため、製造後、病院などの施設に届けるまでの間、基本的にセ氏マイナス70℃以下の温度を維持しなければならないのですが、マグロやカツオの消費の多い日本では、セ氏マイナス70℃以下で鮮度を保てるコールドチェーンという輸送システムがあるためだと思います。

また、次世代シーケンサーによるDNA、RNA遺伝子解析の技術が進歩したお陰で、ウイルスの遺伝子もすぐにわかるので、以前ではワクチンの作成に10年以上かかっていたことが、いまでは、1年以内にできるのです。

なんとか新型コロナウイルス感染を収束させるため、重症化ハイリスクの65歳以上の高齢者の方は、ぜひ新型コロナワクチンの予防接種を受けられることを願います。

Q.新型コロナワクチンの副作用が、いろいろネット上で言われていますが、対処方法があれば、詳しく教えて下さい。

その副作用には大きく分けると3種類あります。

1つ目は即時に、接種して数日以内に出てくるもの。

2つ目は2週間から4週間たってから出てくるもの。

3つ目はワクチン接種者が感染した場合に出てくるもの。  

1つ目で、注意しなければいけないが、摂取後15分くらいで起こる「アナフィラキシー」という、全身に現れるひどいアレルギーです。ただし、ワクチンによるアナフィラキシーの頻度は、米疾病対策センター(CDC)の研究チームは、米国で1~2回接種した人を対象にした副反応の集計結果発表によると、2021年1月18日までに急性の重いアレルギー症状「アナフィラキシー反応」が表れたのは、米ファイザー製では約994万回の接種で50回、米モデルナ製では約758万回で21回。それぞれ約20万回に1回、約36万回に1回の割合で、約9割の人が30分以内に発症していたそうです。横浜市青葉区人口30万人で考えると、1.5人となります。ただ、杉原クリニックの患者さんには、インフルエンザや肺炎球菌ワクチン接種でアナフィラキシーショックになったことのある方には、新型コロナワクチン接種を勧めていませんが、1-2名くらいです。万が一、アナフィラキシーショックになった場合には、0.1%アドレナリンの筋注で対応をしますので、安心して頂ければと思います。

2つ目の遅い方の副反応は、脳炎などの神経障害、それから末梢神経がまひするギランバレー症候群などがあります。例えば脳炎については、おたふくかぜのワクチンだと、10万回の接種に対して1回ぐらい起こる可能性があるといわれています。しかし、おたふくかぜのウイルスに感染すると、その約10倍の頻度で脳炎が起こるので、リスクがあっても接種した方がいいということになります。今回のワクチンでは2回目接種の2カ月後ぐらいまでは調べていて、脳炎、神経障害などは見られていないようです

3つ目の副反応はADE(抗体依存性感染増強)と呼ばれ、ワクチン接種後に抗体ができ、その抗体のために新型コロナ感染症が悪化するというものです。せっかく獲得した抗体が、再び感染した際に悪く作用し、重篤化につながってしまうのです。今のところ、新型コロナワクチンでの報告はありませんが、過去に、デング熱ワクチンのように、一時海外で承認されて使用されたワクチンはありましたが、ワクチン接種者の中から重症のデング患者が発生しやすいことがわかったため、使用中止となりました。

 ADEの作用機序は、はっきりしたことは分かっていませんが、ADEを防ぐための、生ワクチンのような細胞性免疫(樹状細胞、マクロファージ、CTL)を誘導するワクチンの開発が、1つの手段になり得るようです。しかし、抵抗力の低い65歳以上の高齢者は、生ワクチンで新型コロナウイルス感染発症をするリスクがあるため、ファイザーやモデルナ製のmRNAワクチン接種をうけることが、一番安全なのではないのでしょうか。

■免疫栄養ケトン食外来

Q.多摩南部地域病院でケトン食外来の診察を受けていましたが、新型コロナウイルスの影響で、外来を受診することができなのですが、どのようにすればよいでしょうか。

A.

進行再発がんステージⅣで、日々、免疫栄養ケトン食を実践しながら、抗がん剤治療を行っているケトン食外来を受診されている皆様。がん細胞は、スーツを着た詐欺師で、善人なのか悪人なのが分からず、免疫抑制状態を起こすため、駆除するのが困難です。しかし、新型コロナウイルスは、細胞膜を持たないRNAウイルスで、いわば裸で歩いている不審者なので、通常、がん細胞と異なり免疫細胞から見れば、発見しやすいと思われます。しかし、現代人は、ビタミンD不足、腸内細菌叢の乱れから、免疫細胞のコントロールが十分でないため、ウイルスとの闘いが始まると、火が付きすぎて、いわばサイトカインストームを起こして、ARDSやDAD(びまん性肺胞障害)を起こします。

ケトン食外来を受診されている皆様は、ビタミンDを補充(NK細胞、マクロファージの活性化)し、腸内細菌叢(T細胞の調整)遺伝子検査により、日々、免疫細胞を強化しているため、特に、新型コロナウイルス感染の心配はありません。しかし、過信せず、手洗い、うがい、不急不要の外出は控えて、かかりつけの病院で抗がん剤治療を続けてください。

もし、全身倦怠感や発熱、気管支症状、味覚障害などの新型コロナウイルス感染の心配がある場合は、がん治療で、肺転移に対し、肺のマクロファージ強化で処方している十全大補湯、さらに葛根湯、アセトアミノフェンで対応して下さい。漢方は、Webやドラックストアで入手できます。また、予防の場合は、夕食前に、葛根湯または荊芥連翹湯を1袋内服してみて下さい。エビデンスはありませんが、自分の身体は自分で守る必要があるため、感染しても重症化しないようにできることをやりましょう。

 

Q.ケトン食外来再診は、遠隔診療可能(準備中)ということですが、いつごろから開始されるのでしょうか。

A.

遠隔診療については、2020年4月より、厚労省の研修会受講が義務化されました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、研修会が開催中止となり、さらに今後の運営についても国会審議中とのことで、現在も再開の目途が立っていないとのことです。当院では、遠隔診療CURONを運営するMICINとの提携で、準備は完了しましたが、現在は、厚労省の研修会待ちの状態となっています。

しかし、その間に、遠隔でもケトン食の栄養管理ができるように、スマホアプリ「カロミル」を運営するライフログテクノロジーにAIによるケトン食栄養指導アプリの開発を依頼しています。5月中には、当院外来での運営を予定し、遠隔での食事指導ができるようになりますので、今しばらくお待ちください。

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